「ソドムの市(1975)」は、1975年11月にパリ映画祭で公開された、ピエル・パオロ・パゾリーニ監督のイタリア・フランス合作映画です。「ソドムの市(し)」ではなく、「ソドムの市(いち)」と読みます。
スカトロ描写や性器の露出などの場面が非常に多く、トラウマ映画としても知られる作品です。欧米ではあまりの過激な表現で上映禁止となった問題作です。映画は「地獄の門」「変態地獄」「糞尿地獄」「血の地獄」の4つの章から構成されています。
その過激な内容から、現時点(2023/08/08)では、どのVODサービスでも「ソドムの市(1975)」の配信はありません。
動画配信サイトで「ソドムの市(そどむのいち)」で検索すると日本の映画がでてきますが、ピエル・パオロ・パゾリーニ監督の「ソドムの市(1975)」とは違います。
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また、制作40周年記念として「ソドムの市<ニューマスター版>」も販売されています。
「ソドムの市」が視聴できる動画配信サービス一覧
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「ソドムの市」の無料動画は?(YouTube/ニコニコ動画/TVer/動画イズム)
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「ソドムの市(1975)」吹き替え無料動画
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※「ソドムの市(1975)」に、日本語吹き替え版はありません。
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「ソドムの市(1975)」のあらすじ
イタリアが連合国に降伏した後、残余のファシストたちは、北部の町サロに集まり、亡命政権(イタリア社会共和国)を形成していた。このナチス傀儡政権の権力者たち、大統領・大司教・最高判事・公爵の4人は、自分たちの快楽のために、市町村条例を新しく制定する。その規定に従って美少年・美少女が狩り集められ、さらにその中から彼らの厳選した男女各9人が、秘密の館に連れ去られる。
権力者たちは、そこで自分たちの定めた規則に従って、あらゆる淫蕩・変態行為に耽る。毎日、集会所で4人の語り部たちのうち1人に猥褻な体験を話させることによって欲望をかきたて、少年少女たちを相手にその話を実行に移すのである。その変態行為は次第にエスカレートしていき、最後には死に至る拷問が待っている。しかし、犠牲者たち同様に狩り集められてきた館の少年警備兵たちは、苦悶する犠牲者たちを尻目に、ラジオの音楽に合わせてダンスのステップなどを踏んでいる。
出典:Wikipedia
「ソドムの市(1975)」の感想
たく(40代・男性)
4つの章「地獄の門」「変態地獄」「糞尿地獄」「血の地獄」と、どんどん章が進むごとにヤバさが酷くなっていきます。「糞尿地獄」では、その名の通りで描写で、もう見たくない程に影響を受けたトラウマ映画です。
他にもSNS上の感想を、ピックアップして紹介します。
『ソドムの市』(1975)。長らく躊躇していた作品ですがパゾリーニ監督の遺言であるならば避けて通れないかとついにリマスター版観ました。彼は「スクリーンの上で堪えられるものの、限界に到達したい」と語っていましたが正直なところ私の限界は超えてました😅。〜(続) pic.twitter.com/0009tmowWi
— フローレン (@yuri_chan5656) February 1, 2022
昔『ソドムの市』という映画が観たくて、近所のレンタル屋には置いてないから電車で遠出してDVDを借りた。学生の頃から本気で観たい映画はどうにかして観る。ちなみに映画の感想は最悪だった。
— ユウ (@k_84o) August 24, 2021
「ソドムの市(1975)」の作品情報
日本公開日 | 1976年9月25日 |
配給 | ユナイテッド・アーティスツ |
制作国 | イタリア・フランス |
上映時間 | 117分 |
とても衝撃的な映画でまさに問題作です。怖いもの見たさで視聴すると、トラウマになってしまうかもしれません。
「ソドムの市(1975)」のキャスト・吹き替え声優
- 公爵:パオロ・ボナチェッリ
- 司教:ジョルジョ・カタルディ
- 最高判事:ウベルト・パオロ・クィンタヴァレ
- 大統領:アルド・ヴァレッティ
- カステッリ夫人:カテリーナ・ボラット
- マッジ夫人:エルサ・デ・ジョルジ
- ヴァッカーリ夫人:エレーヌ・シュルジェール
- ピアニスト:ソニア・サビアンジュ
- 衛兵:エツィオ・マンニ
※日本語吹き替え版はありません。
「ソドムの市(1975)」の市のスタッフ
- 監督:ピエル・パオロ・パゾリーニ
- 脚本:ピエル・パオロ・パゾリーニ セルジオ・チッティ
- 原作:マルキ・ド・サド
- 製作:アルベルト・グリマルディ
- 撮影監督:トニーノ・デリ・コリ
- 編集:ウンベルト・アンセルッチ
- 音楽:エンニオ・モリコーネ
まとめ
トラウマ映画の最高峰「ソドムの市(1975)」は、どのVODサービスでも配信がありません。現時点では、「ソドムの市(1975)」を視聴するには中古DVDを購入する必要があります。
また、制作40周年記念として「ソドムの市<ニューマスター版>」も販売されています。