ポール・ニューマン|出演映画のおすすめ洋画ランキング

大人気作品である映画「アパッチ砦・ブロンクス」のマーフィー役として数々のファンを魅了してきたポール・ニューマン。

生まれつき色盲で虚弱体質であったがその経歴と多彩な才能が多くの人に反響を呼んでいますよね!

今回はポール・ニューマンの出演作品のランキングと共に、まずはプロフィール情報から紹介していこうと思います♪

ポール・ニューマンのプロフィール

 

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本名 Paul Newman
生年月日 1925年1月26日
出身地 アメリカ合衆国 オハイオ州クリーブランド
経歴 ケニオン大学卒業
身長 175cm
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1925年1月26日に アメリカ合衆国、オハイオ州クリーブランドで誕生されたポール・ニューマンですが、1954年の「銀の盃」でバジル役として見事デビューを果たし、1986年の「ハスラー2」ではアカデミー主演男優賞を受賞し、興行収入が2,920万ドルにもなる映画「アパッチ砦・ブロンクス」で主演として作品で出演をされおり、大活躍されました!

このように俳優として引っ張りだこだったポール・ニューマンですが、ケニオン大学を卒業しており、俳優業だけでなく学業の方にも力を注いでいました。

そんなポール・ニューマンですが、自身の経営する食品会社の利益の全額を不幸な子どもたちのために寄付するなど、経営者や社会活動家としての顔も持っていました。また、1960年代から1970年代にかけて積極的な反戦運動ならびに公民権運動を展開しました。

母校ケニヨン大学への奨学基金設立資金援助も行い、俳優、事業家、篤志家として、多くの人々から賞賛される人生を2008年9月26日、83歳で締めくくりました。

ここからはそんなポール・ニューマンのおすすめ作品をランキング形式でまとめましたので、ご覧ください♪

ポール・ニューマンの出演作品

数々の名作に出演しているポール・ニューマンですが、どんな作品が人気なのでしょうか?

1位 アパッチ砦・ブロンクス

公開年 1981年10月10日
上映時間 123分
配給 20世紀フォックス
東映洋画/松竹
監督 ダニエル・ペトリ
メインキャスト エドワード・アズナー(コノリー)
ケン・ウォール(コレリ)
ダニー・アイエロ(モーガン)
レイチェル・ティコティン(イザベラ)
パム・グリア(シャーロット)

1981年のに冬公開された映画「アパッチ砦・ブロンクス」にマーフィーとして出演されており、ニューヨーク市警察第41分署に18年も勤務しているベテラン警官を演じられました。

犯罪地帯サウス・ブロンクスを舞台に、アパッチ砦とよばれる、ニューヨーク市警第41分暑の熱血漢警官の生きざまを描くアクション映画といった内容になっています。

ダニエル・ペトリ監督、脚本は実在の警察官2人から話を聞き練り上げたそうです。舞台はニューヨーク、サウス・ブロンクス。犯罪貧困多発地帯。収拾のつかない感じ、汚い雑踏がリアルです。公開当時は街のイメージダウンと訴えられたそうです。

アパッチ砦・ブロンクスのあらすじ

ニューヨーク、サウス・ブロンクス。犯罪が渦まくこの街に、市警察第41分署はある。街で唯一の安全地帯でもあるこの場所は、通称アパッチ砦と称される。このアパッチ砦に勤めるマーフィー(ポール・ニューマン)は、この署に来て18年のベテラン警官。彼はバディの新人コレリ(ケン・ウォール)と組み、日々を忙しく過ごしている。マーフィーは、看護師のイザベラ(レイチェル・ティコティン)と恋人同士だ。ある日のこと、新米警察官が麻薬中毒者のシャーロッテ(パム・グリアー)に射殺されるという事件が起きる。翌日、新署長コノリー(エドワード・アスナー)は、署員たちに厳しい言葉をかける。

アパッチ砦・ブロンクスの感想

久しぶりに所有しているDVDを鑑賞してみた。酷い環境の中に寄り添う優しさと正しさ。作品の最後には希望も感じる。とにもかくにもポールニューマンは格好良いなあ!
コソ泥を追いかける場面から始まり、また別のコソ泥を追いかけて終わるラストに堪えきれず号泣してしまった。絶望に覆われて警察を辞めたニューマンは、私の中で「動く標的」の探偵と同じイメージ。「動く標的」の方が更に何年も前の作品だけど。
ポール・ニューマン演じる警察官の人間性が個人的にとても好き。サウス・ブロンクスではとても高い犯罪発生率のせいで、警察署以外の場所では油断できないという凄さ。その中でも主人公は、人間味溢れるな善良な心と小さな正義感、友人や愛情を大切にしながら、警察官として生きていく。死んでしまった恋人を生き返らせることができると信じて、抱きかかえて支えながら、病院の中を歩かせようとする場面は涙が溢れるのを我慢できない。様々な事象が決して上手くいっているわけでないが、この警察官の人間味が、現実と戦う度胸を与えてくれる。

2位 レディL

公開年 1966年1月9日
上映時間 117分
配給 MGM
監督 ピーター・ユスティノフ
メインキャスト ソフィア・ローレン(ルイーズ)
ポール・ニューマン(アルマン)
デヴィッド・ニーヴン(ディッキー伯爵)
クロード・ドーファン(メルシェ警部)
フィリップ・ノワレ(ジェローム)
セシル・パーカー(パーシー卿)

1966年の冬に公開された映画「レディL」にアルマンとして出演されており、お尋ね者の義賊を演じられました。

ロマン・ギャリーの原作を、「トプカピ」でアカデミー男優助演賞をとったピーター・ユスチノフが脚色・監督した、ある女性の回想録といった内容になっています。

ソフィアは娼館で働く洗濯女でしたが、器量と性格の良さで言い寄る男が絶えませんでした。そこに現われたのがアナーキストのポール・ニューマン、二人はすぐに恋に落ちますが、爆弾テロを仕掛けるポールについて行けず、彼のもとを去ります。次に出会ったのが、イギリスの大富豪デヴィット・ニーヴン。彼はすべてを飲み込んだ上でプロポーズします。ソフィアに会いに来たポールは彼女の幸せを願い、黙って自首するのですが…。監督がピーター・ユスティノフ、コメディですが私の笑いのツボが外れているのか、明らかに笑いを取りに来ているシーンでも笑えなかったのは残念。デヴィット・ニーヴンの英国紳士はさすがにかっこいいです。

レディLのあらすじ

レディ・レンディル=L=(ソフィア・ローレン)は、80歳の誕生祝いにロンドンから帰ってきた。誕生パーティーが終わると、詩人のパーシー卿(セシル・パーカー)が彼女専用の別館に通される。卿は、レディLの伝記を書くために呼ばれているのだ。早速、彼女は自分の身の上を彼に語り始める。時は19世紀末頃、パリ。後のレディLである洗濯娘のルイーズは、遊女の置屋「青い風車」に洗濯物を届けることを仕事としていた。彼女の思い描く理想の男は、強く健康で誇りを持った人。いつか自分の前にそんな若者が現れることを夢見ていた。ある日、銀行強盗の罪で警察に追われている義賊のアルマン(ポール・ニューマン)が「青い風車」に逃げ込んでくる。

レディLの感想

金も地位もある名門の貴族がいる。貴族であるという事自体に疲弊していた彼は、自己肯定感がとても低く、惚れたはいいが犯罪者だったという男の子どもを身ごもっている貧しい女性と出会う。そして出会ったその日にその女性と結婚する事を考え始め、本当に結婚してしまう。貴族の彼自身と血が繋がっていない、ましてや犯罪者の子どもに貴族の地位も財産も継承するなんて事があるだろうか。ハッピーエンドとはいえ主人公に対して都合が良すぎるし話が重い。喜劇なら喜劇らしくさらに柔らかいストーリーにして欲しかった。
ポール・ニューマン演じるアナキストの性格描写があまりスッキリできない部分に演出の癖を感じますが、とてもおもしろい作品でした。ソフィア・ローレンが上手く立ち回って演技しており、癖部分を救っていると思います。ただそれ以上にデイヴィッド・ニーヴンが出てくることで、この作品のおもしろさを際立たせています。代々、政略結婚により富を築き上げていく一方で、結婚は重要視するけれども恋愛とは遠ざかってしまい、自身でも愛とはなんなのかが分からなくなってしまった貴族を演じさせ、イギリスの貴族階級を皮肉っている所にこの映画の良さがあると感じます。
とてもおもしろい物語だった。主人公のポール・ニューマンとヒロインのソフィア・ローレンもとても素敵だと思う。けれども、デヴィッド・ニーヴンのキャラクターがどうしても承知できない。惚れている女性をやすやすと他人に渡し、その上その2人を一生面倒見るなんていくら紳士だとしても現実味がまるで無い。ラストにオチがあるからこそ活きてくると言おうと思えば言えるという感じ。

3位 ブレイズ

公開年 1990年3月3日
上映時間 120分
配給 ブエナ・ビスタ
タッチストーン・ピクチャーズ=ワーナー・ブラザース
監督 ロン・シェルトン
メインキャスト ロリータ・ダヴィドヴィッチ(ブレイズ・スター)
ジェリー・ハーディン(ティボドー)
ゲイラード・サーテイン(ラグランジェ)
ジェフリー・デマン(エルドン・タック)
リチャード・ジェンキンス(ピキューン)

1990年の春に公開された映画「ブレイズ」にアール・ロングとして出演されており、1950年代末のルイジアナ州。積極果敢な政治理念で名を馳せる州知事を演じられました。

59年のルイジアナを舞台に、政治家とストリッパーの愛の行方を、実話を基に描くラブ・ストーリーといった内容になっています。

主人公アール・ロングは有名な政治家ヒューイ・ロングの弟。ヒューイの強烈な個性は有名ですが、アールもこの映画のような人だったかはちょっと情報がありませんでした。それはともかく、セリフのかっこいい映画です。ブレイズが舞台で客を挑発する”ホッテントット”。アールが”アイム ギルティ”を繰り返す演説。少しホロリとさせるラストの後で流れる曲も味わい深く、名作とはいいませんが気楽に見られて鑑賞後によい気分になれます。

ブレイズのあらすじ

1950年、アメリカ。歌手を目指してウエスト・バージニアの家を出たブレイズ・スター(ロリータ・デイヴィッドヴィック)。その後ストリッパーとなった彼女は、1959年、ルイジアナ州知事だったアール・ロング(ポール・ニューマン)とニューオリンズで出会う。たちまち恋に落ちた二人だったが、ロングの周囲はいい顔をしない。ロングは石油資産家への課税や黒人の参政権を主張から敵が多く、このスキャンダルは大いに利用されてしまう。ある日、マスコミが情事の現場にまで踏み込んできて、ロングは精神病院に入れられてしまう。このことがきっかけとなりブレイズと別れたロングだったが、次の選挙で落選してしまう。

ブレイズの感想

ポール・ニューマンが観たくて観ました。実際に存在した米国の有名な知事だったそうだが、そのへんは現代を生きる日本人としてあまり分からなかったので心残り。ポール・ニューマンは数多くのアウトローな役をとても素敵に演じてきた俳優だけど、今作はなんだか豪快なキャラクターに不自然さを感じた・・・
ポール・ニューマンが横柄で言葉も悪く、気も短いが快活で確固たる信念を持つ男性を熱演している。作品としては派手さは無いけど、まるで「暴力脱獄」の主人公が蘇ったような感じでしみじみする。
59年のルイジアナで実際にあった話を基に描いているラブストーリー。ストリッパーと政治家の禁断の愛の話。とてもインパクトのある話でした。外見で判断されたくないと考える歌手に憧れたパパラッチ。政界の利用し合う関係や、高齢者が興奮しているラストはとてもロリータ・ダヴィドヴィッチ感が溢れていてよかったと思います。

4位 何という行き方!

公開年 1964年5月14日
上映時間 111分
配給 20世紀フォックス
監督 J・リー・トンプソン
メインキャスト シャーリー・マクレーン(ルイザ)
ディーン・マーティン(レナード)
ロバート・ミッチャム(ロッド)
ディック・ヴァン・ダイク(エドガー)
ジーン・ケリー(ピンキー)
ボブ・カミングス(ビクター)

1964年の秋に公開された映画「何という行き方!」にラリー・フリントを演じられました。

グウェン・デイヴィスの原作を「いつも上天気」のベティ・カムデンとアドルフ・グリーンが共同で脚色、「ナバロンの要塞」のJ・リー・トンプソンが演出したロマンチック・コメディといった内容になっています。

愛と簡素な生活を求めるイルザは貧乏な様々な4人の男性と結婚するが、悉く成功の道に進み命を落としてしまう(ロバート・ミッチャムとの結婚だけ少し違いますが)。

シャーリー・マクレーンの表情が可愛らしかったです!成功の引き金を引いてしまった時のやっちまったっていう表情が最高でした(笑)映画の中なのに映画パロの様なシーンがあり、それぞれ違った雰囲気なのが粋でした。結婚相手によってシャーリー・マクレーンの衣装が変わっていくのも素敵です!ピンクのプール付きの中庭での黒い水着を着ているシーンは可愛すぎました。

何という行き方!のあらすじ

これは大富豪ルイザ(シャーリー・マクレーン)の思い出の物語である。ルイザは、夫婦水入らずの質素な結婚生活を理想とする面倒くさがりでどこか達観したような男、エドガー(ディック・V・ダイク)と結婚する。そんな二人のもとを、ある日、大金持ちのレナード(ディーン・マーティン)が訪ねてくる。彼は、ルイザの母のお気に入りだった。レナードが言った冗談に刺激を受けたエドガーは、一転馬車馬のように働き始め、ついには大金持ちとなった。一方で商売仇となったレナードは破産してしまう。エドガーも、金の奴隷となり果てた末、心臓麻痺で死んでしまった。残された莫大な遺産を手に向かったパリで、ルイザはタクシーの運転手として日銭を稼ぐ貧乏画家のラリー(ポール・ニューマン)と知り合い、やがて結婚する。

何という行き方!の感想

役者の服装も作品の雰囲気もどれを取っても超良くてすごくおもしろい。古い作品でめちゃくちゃ笑ったのはこの作品が初めてだと思う。石油が出て悲しむなんてわたしもそんな思いをしてみたい。
愛情が人生の全てだ!と怠惰で質素な暮らしに憧れて、クズ男に惚れてしまう女。そのような男達が皆偉くなり、機械と金のことばかり考えるようになっていく。それならばと、次は最初から金持ちの男と結婚するが…あげまんの悩みを通じて、現代社会の闇に強烈な皮肉を込めてコミカルに描いた映画。回想の中でのさらなる回想の場面では、映画の歴史を振り返るパロディーになっていて面白い。良いね!
このヒロインは果たしてあげまんなのかさげまんなのか…。こんなに質素な生活に憧れてただ一人に愛されたいと思う女も珍しいのではないか。あんなに広い豪邸とも言える住宅に独りで住んでいると淋しくなってしまうのでしょうか?わたしだったら自分だけの時間をめちゃくちゃ楽しむと思うのですが。とにもかくにもシャーリー・マクレーンがものすごく可愛くて上品!服装もセットも素晴らしかったです。作品をただぼんやりと観ているだけでも心躍る作品です。

5位 暴行

公開年 1964年12月26日
上映時間 97分
配給 MGM
監督 マーティン・リット
メインキャスト ローレンス・ハーヴェイ(ウェイクフィールド大佐)
クレア・ブルーム(ニナ・ウェイクフィールド)
エドワード・G・ロビンソン(ペテン師)
ウィリアム・シャトナー(牧師)
ハワード・ダ・シルバ(探鉱者)

1964年の冬に公開された映画「暴行」にフアン・カラスコ として出演されており、無法者として悪名高い役を演じられました。

黒澤明監督作「羅生門」の脚本を基にした舞台劇の戯曲を脚色、19世紀末のアメリカ西部を舞台に、当事者たちの異なる証言から殺人事件の真実を紐解いていくドラマといった内容になっています。

ある日一匹狼の盗賊に襲われた兵士と恋人。捕まった盗賊を裁判にかけるが‥。証言により2転3転していくストーリー。ポール・ニューマンの作品で1番好きな作品です。

暴行のあらすじ

南西部のとある鉱山町。その町の駅で、牧師・ペテン師・探鉱者の3人が、前日に行われたある事件の裁判について語り始める。その事件というのは、フアン・カラスコという悪名高い無法者が、南部の名士ウェイクフィールド大佐を殺害した上、その妻のニナをレイプしたというものだった。裁判でカラスコは、殺害が決闘の上での出来事だったと述べる。一方被害者であるはずのニナは、自分が不甲斐ない夫を刺したのだと告白する。さらに老インディアンのシャーマンの口を通じて、大佐本人は自ら命を絶ったと主張する。つまり、関係者三名の言い分はどれも大きく異なっていたのだった。果てに、ある探鉱者が実は事件を目撃していたと言い証言を始めるが、その内容もまた三名の主張とは相入れないものだった。

暴行の感想

羅生門は履修済みのステータスで鑑賞。精度はかなり高く感じるが、全てにおいて可も不可もなく、例のシーンは本家以上にグダグダで、シリアスな笑いと言っていい色づけだった。
違和感のないこれはありえるなって思うシチュエーションだった。マグニフィセントセブンより結構な高精度で鮮やかにいってる!!
『羅生門』がとてつもなく凄すぎるので西部劇にしてみました!という作品。初めは「へ〜知らなかった。」ポール・ニューマンが主演しているのに…」と思っていたが見てみると「なるほど…」。あまりに原作が凄すぎて、撮影技術や裁断割り、演技まで真似はしてみましたが敵いませんでした。足元にも及びませんでしたといった感じの作品。ポール・ニューマンが声を低くして三船ぶりっこしているのがなんか面白いって言えば面白い。

まとめ

以上がポール・ニューマンの人気作品ランキングでした!

アパッチ砦・ブロンクスのイメージが強い方もいらっしゃるかもしれませんが、実は幅広いジャンルで活躍をされており、いろいろな姿を作品を通して観ることができますので、是非この機会に気になった作品を視聴してみてはいかがでしょうか?

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